歯の治療: 2015年5月アーカイブ

根管治療(根治)のことはご存知でしょうか?
根治とは、虫歯が神経に到達してしまい、感染してしまった歯質や神経を除去し、歯の根っこの部分を治療するものです。俗にいう、歯の神経をとるときにはこういった治療になります。


ただこういった根治をするときには、気をつけなければいけません。もちろん保険適用の治療になるので、安い金額ではできますが、一方歯医者さんにとっては、とっても神経を使う仕事ですし、手間もかかります。その負担は想像を超えるものです。


この根治は、アメリカでは十数万円かかる治療です。これをみてもわかるとおり、本来この治療については、お金もかけてじっくりやらなければいけない治療になるのです。日本では、そういったコストを徹底的に抑え、簡単な根管治療が一般的です。


では、この治療、アメリカと日本ではどこが違うのでしょうか?それは、歯の根っこの部分は完全なる無菌状態でフタをしないといけないのですが(これは無菌でないとすぐに再治療、抜歯になってしまう)、これをするために、ディスポーザブル製品の使用や、ラバーダムの装着などの徹底的な無菌処理を行わないといけません。だからアメリカなどの諸外国ではコストがかかるのが一般的なのですが、日本で根治にお金をかける人はあまりいません。


結局は、この根治がうまく治療できていないと、すぐに再治療が必要になり、歯のエキスト(抜くこと)で最終的にはインプラント治療などになってしまうので、逆にお金がかかることになります。日本でも、細心の注意を払って、根管治療(根治)をする歯医者さんもあるので、心配な人はそういったところを使うのがいいかもしれませんね。

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歯医者さんにいって、「経過観察しましょう」と言われたこととかありますか?経過観察というのは、虫歯には実は、削らなくてもよい場合もあるのです。これは進行していない虫歯です。進行している虫歯なのか、進行していない虫歯なのかは経過観察で明らかになります。


歯は削ってしまうともう元へは戻ることが出来ません。虫歯の治療も慎重にするべきなのです。削ってそこを埋めて、その埋めた場所から二次カリエスになり、また削って、今度は神経をとって、そこから膿がたまって最終的には歯を抜かなければならなくなってしまうのです。


このように歯には寿命があることなので、「経過観察」はその歯の寿命を延ばす意味合いでも、場合によっては必要な時もあります。「せっかく歯医者にいったのに、治療しないの?」と思うかもしれませんが、経過観察はとても大きな意味を持っています。

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IT分野、銀行などでもエビデンスという言葉は使われますが、
ここでは医療分野においての「エビデンス」を書いていこうと思います。


医療分野でのエビデンスとは、臨床結果、検証結果などの科学的根拠。そして、この治療、薬が「良い」といえる証拠、根拠のことを指します。 


 そもそも治療に関しては、医学的な「根拠」に基づいて、その治療の選択・決定しなければならないのです。 エビデンスに基づいた医療を基本とし、目の前の患者さんにとって最良の結果をもたらすために、医学的判断に基づいて、治療を選択されなければならないですね。 


 皆さんもこういった知識を上げていけば、よい治療に巡り合うことでしょう。
虫歯を除去するときは、二次カリエスの防止をするため、虫歯の完全除去が重要です。その際どこまで菌に感染してるか目で見てもわからない場合があるので、こういったう蝕検知液を使うこともあります。 


 ただ問題点もなくはないので、熟練の歯医者さんがエキスカというスプーンみたいな形状の器具で丁寧に除去するのが一番良いとも言われています。 


 虫歯を削るときにこの、う蝕検知液を使ってくれたりする歯医者さんは、丁寧な歯医者さんと言って間違いないでしょうね。

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バイトとは歯科用語で、噛み合わせのことを指します。
噛み合わせ(バイト)は適正なものでければなりません。上下の歯の高さを適正なものにしておかないと、後々大変なことになってくるからです。具体的にはどんなものかといいますと、人体の左右のずれ、運動能力低下、体調不良などさまざまな影響を与える場合もあるのです。


あなたがもし、歯医者さんでクラウンを入れた後に、噛み合わせが悪くなったりしたら、すぐに直したほうがいいかもしれませんね。こういった場合は、一本だけ噛み合わせが強くなってしまったりすると入れたクラウン(セラミックやジルコニア)がすぐに割れたりすることもあります。


バイト(噛み合わせ)はきちんとクラウン治療やインレー治療の際にも、担当の医師とコミュニケーションをとりながら適正な高さにしてください。何ミクロンとかの単位で変わってくるものなので、難しいかもしれませんが、妥協はよくないです。

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例えば、神経をとってる歯が急に痛み出したら、それは一体なにが原因で、どのような治療をしたらいいのでしょうか?


診断の段階で、病状がはっきりしない場合。医療現場の治療は侵襲性の低いものからやっていくのが基本と言われています。侵襲性とは何か?それは人体になんらかの変化をもたらすということです。


ですからこの場合は歯のクリーニングなどが侵襲性が一番低くく、その次はバイト(噛み合わせ)を直すため少し歯を削る。膿が溜まってないかを調べ、根の治療を行う。


こんな感じで痛みの原因を探っていき、治療していきます。侵襲性の高いものをイキナリやるような歯医者さんは信頼おけませんね。

アマルガムの除去

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口腔内にアマルガムがある場合に歯医者さんなどで除去する形になるのですが、この場合、口腔内にあるアマルガム(水銀)を削るわけなので、担当する歯科医師も危険が伴う恐れもあります。


確かに無機水銀。メチル水銀(有機水銀)ではないので、それほど人体には影響ないとは言われていますが米国ではこのアマルガムの除去の際に防護マスクをして除去する歯科医師も多いみたいです。


水銀は神経毒性の強い物質ということは広く知られていますので、たとえ微量であろうと、無機水銀であろうと充分に気をつける必要はあるかもしれませんね。


今はまったく使われなくなりましたが、その昔は虫歯を削った後に、修復材料として、アマルガムという金属が使われていることがありました。このアマルガムは水銀が含まれていて、無機水銀なので人体には影響ないとは言われますが、なんか怖いですよね。


水銀は処理するのも大変で、環境にもよくないと言われてますし、いろいろ問題があるので今は使われません。現在、30代後半くらいから上の年齢の方には、このアマルガムが口腔内に存在する可能性があります。


もし仮にアマルガムが入っているとしたら、なるべくはやくかかりつけの歯医者さんで違う修復材料に替えることをお勧めします。

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QOLクオリティオブライフということばは、聞いたことありますか?
「病気は治ったが患者は死んだ」という状態が問題となりました。


現状、長期療養を要する疾患などでは、いたずらな延命治療、患者への精神的負担の重い、激しい治療を継続することにより、患者が自らの理想とする生き方、もしくは社会的にみて「人間らしい生活」と考える生活が実現できないことが自覚された。このような状況を「QOL (生活の質)が低下する」と呼んでいます。これに対して、患者が自身の尊厳をより保ち得る生活の実現を目的とした援助が重要であるという考え方が生まれました。これを「QOL(生活の質)を維持する、向上させる」などという。


歯科の上でも存在します。虫歯はないから見た目は良くないけれど、歯は削らずに、生活の質(QOL)は落としてでも健康な歯を維持するか、否か。


本当のところどちらが良いかはわかりませんが、一番大事な部分は本人の意思だと思います。そしてちゃんとした歯の知識を持ったうえでの判断でないと、後悔する結果にもなりかねません。しっかりと良い歯医者さんと相談してから治療を行いましょう。

バキュームのスタンバイ

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みなさんはバキュームという、歯医者さんの道具をご存知ですよね?そう、バキュームとは歯を削った時に出るカスや水分などを吸い込む道具です。何気無く歯医者さんに行くと使われる道具なので、気にも留めないでしょうが、こういった道具の使用方法でも、良い歯医者、悪い歯医者さんの区別がつくこともあるかもしれません。


というのも、ある歯医者さんの話しです。「バキュームは耳元でスタンバイしたら、ウルサイから耳元から離した位置でスタンバイしなさい!」と医院長先生にこっぴどく怒られたみたいです。


細かいことかもしれませんが、こういった細やかな気遣いが出来る歯医者さんは、良い歯医者さんとも言えるかもしれませんね。

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みなさんは歯医者さんにいったときに、先生からブラッシングの指導とかをうけたことはあるでしょうか?実はブラッシングの指導も重要な歯の治療の一貫なのです。ブラッシングの指導をうけ、患者さんのモチベーションを保ち継続的なオーラルケアを続けれるようになったら歯の治療は成功したと言えるのです。


歯医者さんの国家試験でも、さまざまなケースの歯の治療の過程の中で一番最初にしなくてはいけない治療が「ブラッシング指導」だったりします。それほど重要なことなのです。でも歯医者の先生にとってはめんどうだったり、保険点数がかせげるわけでもないので、ないがしろにされがちなのです。ブラッシング指導を丁寧にされたときこそ「よい先生に巡り合えたな」と思える時なのかもしれませんね。

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麻抜(抜髄)とはご存知でしょうか?
麻抜(抜髄)とは俗に言う、神経をとることです。虫歯が大きくなり、虫歯を治療する上で歯を削っていくと最後は歯の神経をとらなくてはならなくなってしまいます。この麻抜(抜髄)はやらないにこしたことはありません。というのも麻抜(抜髄)すると血液が流れなくなってしまうので、完全に無防備な状態となってしまうのです。


ですからどうしても麻抜(抜髄)しなければいけない状態を除いては、極力、麻抜(抜髄)は避けたほうが良いです。歯医者さんの中にはめんどくさいから、あまり患者さんと相談のないままに、麻抜(抜髄)してしまったりする人もいるようですから、しっかりと良い歯医者さんを見極めて相談してみましょう。

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