2016年6月アーカイブ

1982年に八王子市で発生した医療事故です。


歯科医院の院長(当時69歳)がう蝕予防用のフッ化ナトリウムのラベルがある合成樹脂製小瓶の液体を脱脂綿にしみこませ、市内に住む3歳の女児の歯に塗布したところ、嫌がり、その後、女児の母親と歯科助手の女性が女児の体を押さえつけ、さらに液体を塗布したが、女児は診察台から転がり落ちて苦しがり、口からは白煙が上がった。
救急車で搬送されたが、その後、急性薬物中毒のため死亡した。


この液体は、歯科材料会社から大瓶で購入し、歯科医師が小瓶に移し変えて使用したが、事故後、歯科医師の妻が「薬をまちがったのではないか?」と思いためしに自分の歯に塗ったところ強い刺激を受けたため吐き出したみたいです。


フッ化ナトリウムのつもりで「フッ素」と注文し、歯科材料の調達会社はこれを歯科技工用の「フッ化水素酸」と解釈し配達し、歯科医院ではフッ化ナトリウムとして保存していたみたいです。


昔はこんな恐ろしい事件もあったのですね。
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